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残雪の甲斐駒・仙丈 [登山(積雪期)]

GW終盤、2泊3日で甲斐駒・仙丈へ。以前、正月に登ったことがあるが、この時期は初めて。
≪5月3日・初日≫。
バスを4本乗り継いでアプローチ。まずは新宿バスタから朝6時45分発の京王高速バスで伊那バスターミナルへ。片道3700円也。渋滞で定刻より2時間近く遅れて伊那BTに到着。伊那市駅まで3分ほど歩き、駅前からJRの路線バスで高遠へ。所要25分ほど、運賃520円。ここで長谷循環バスに乗り換えるのだが、かなり待ち時間があったので近くの蕎麦屋で昼食。おろし大根の入ったつゆに味噌を溶いて食べる高遠蕎麦。さっぱりしてうまい。バス停に戻り、循環バスに乗っておよそ30分で仙流荘下車、運賃は310円。マイカーで来る場合は、ここに駐車し、南アルプス林道バスに乗り換えて北沢峠方面に向かうらしい。ただし、この時期は北沢峠までは運行せず、途中の歌宿までとなる。乗車券売り場の自販機で切符を往復で購入、2000円ちょっとだったか。歌宿までは30分ほど、道中、運転手が見えてくる山の案内や林道建設の経緯などをガイドしてくれ、退屈しない。歌宿到着は午後3時前。渋滞がなければ1時前には着けたはずだが、初日は北沢峠までだから構わない。鋸岳を左手に眺めながら徒歩1時間40分ほどで北沢峠、さらに5分ほど歩いて長衛小屋のテン場で幕営。水場、トイレ使用可。ほかに30張りくらい幕営しているが、テン場はそこそこ広いので、余裕を持って張れる。
≪5月4日・2日目≫。
この日は甲斐駒へ。朝4時起床、5時過ぎにテント発。4時半ごろが日の出なので、あたりはすでに明るい。暗いうちから出かけるパーティーもちらほら。天気は良く、気温も高め、0℃くらいか。今年は雪が多いということだが、仙水峠までもところどころ地面が出ている。峠でアイゼンを着けて駒津峰へ。仙丈や北岳が大きい。六方石からは直登ルートをとった。
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直登ルート途中から北岳方面。

山頂に着くと仙丈方面はガスがかかってしまったが、中央アルプス、北アルプスなどはよく見えた。上空に寒気が入って午後からは天候の急変も予想されたので、早々に下山。下りは巻道を使い、六方石からは往路を辿った。

▼コースタイム 
 長衛小屋テン場5:10~6:15仙水峠6:30~駒津峰7:45~9:00甲斐駒ケ岳9:20~10:00駒津峰10:10~11:00仙水峠11:05~11:45長衛小屋テン場

≪5月5日・最終日≫。
最終日は仙丈往復後、下山。朝4時起床、5時20分ごろテント発。きょうも天気が良い。雪面の硬さから、前日より少しだけ気温が低いように思う。北沢峠からほぼ途切れることなく雪があった。眺望は良く、富士山も大きく見える。
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出だしを意識的にゆっくりしたペースで登ったことに加え、前日の甲斐駒で体が慣れたせいもあるのか、小仙丈までまったく疲れず、息も切れなかった。小仙丈からはところどころ夏道が見えている。
気温は一気に上がって雪面も緩んでくるが、踏み抜いて歩きにくいほどではなく、山頂まではペースを上げて快調に歩けた。大気の状態は悪くない予報なので山頂でのんびり。360度のパノラマを堪能した。
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前日に登った甲斐駒が大きい。
P5051067.JPG

下山は往路を戻る。テントの撤収作業があるため少し飛ばし気味に下った。撤収後、重い荷を背負って歌宿へ。途中、バスの乗り継ぎの間に仙流荘で温泉に入り(入浴料500円、畳の無料休憩所も利用できる)、また長いバスの旅を経て新宿に戻った。

▼コースタイム
 北沢峠5:30~8:30小仙丈8:40~9:30仙丈ケ岳10:10~11:45長衛小屋テント場


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