SSブログ

片品川水系 根羽沢大薙沢 [沢登り]

2019年6月1日(土)~2日(日) 片品川水系 根羽沢大薙沢 3名

≪初日≫
左俣を遡行、右俣下降が定番のコースらしい。日帰り可能だが、沢中泊(とくにたき火)を楽しもうということでノンビリ1泊で計画。『東京起点 沢登りルート120』を参考にした。沢のグレードは2級。
大清水の駐車場に夕方到着し、林道を30分弱で入渓点。すぐに6メートルの滝があり、右壁を登る。ロープを出したが、難しくはない。この後はゴーロの中にも時々ナメ床が現れ、美しい。

大薙ナメ.JPG

左股に入り、5分ほどで左岸に幕営適地を見つける。3人用のテントなら床がほぼフラットになる。さっそく薪を集め、沢の夜を楽しむ。揺れる炎を見ていると、時が経つのを忘れてしまう。

≪2日目≫
4時ごろから明るくなるが、急ぐ必要もないので6時くらいまで寝る。熾火が残っており、たき火で湯を沸かす。ベーコンがあれば、スタインベック流の朝飯になるのだが。火を消して、7時半過ぎに出発。しばらくゴーロが続くが、左から滝を連ねた支流が入ると、まもなく本流も連瀑に。核心となる3段20メートルが姿を現す。

大薙大滝.JPG

ロープを引いて左の岩溝から一段上がると、軟鉄の残置ハーケンがあった。ガイドではおそらくこの辺り、中段で右に移って直上とあるが、右へと水流に寄った後、再び左上して岩溝に戻る方が直登っぽくも見えたのでトライする。左上する2~3歩はホールドが乏しくバランスとフリクション頼りになり、高度感も手伝ってややシビアに感じる。岩溝に戻ってからも右足を上げる一歩に少し思い切りが要るが、上部はガバもあってそれほど苦労せずにビレイポイントとなる立木に到着、後続に上がってもらう。
続く2段15メートルは水流右を簡単に登れる。さらに倒木のある10メートルが現れるが、これはガイド通りに右から小さく巻いた。落ち口へのトラバースが悪い、ということだったので、ロープを引いて行ったが、その安心感もあってか悪さは感じなかった。この滝は右岸も灌木が続いており、そちらからも巻けそうに見えた。

10メートル滝上より
大薙トラバース.JPG

この滝を越えると、直後に二俣。左の方が沢床が低く、水流も多く見えるが、ここは右に入るらしい。

大薙二俣.JPG

後は悪場もなく、水流も一気に細くなる。沢型が判然としなくなったので右手の小尾根に上がり、薄い踏み跡を10分ほど登ると鞍部のすぐ横に出た。登山道を西に辿って1つピークを越えると四郎峠。ここから右俣に下る。かなり踏まれていて、普通に歩ける。左手からの崩壊地のガレの押し出しを越えると、呼び物の見事なナメが続く。

大薙大ナメ.JPG

水が茶色く濁っているのが少し残念だが、快適な下降が続き、途中の滝もすべて問題なくクライムダウンできた。二俣まで下ってテントを撤収。最後の滝は左岸の立木を支点に懸垂下降。林道に上がって沢装備を解いた。ゴーロを長く感じる人もいるようだが、ときおり綺麗なナメが現れ、退屈しなかった。
帰路、尾瀬ぷらり館で入浴。風呂は小ぢんまりしていて5時で閉まる。入浴料は500円。
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。