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一之瀬川 黒槐沢 [沢登り]

10月5日(日) 多摩川水系 一之瀬川 黒槐沢 2名

簡単な沢ハイクということで一之瀬川の黒槐沢へ。
東京から中央道の勝沼ICを目指すが、朝6時ごろから断続的に渋滞。予定より30分ほど遅れ、8時半ごろ笠取山登山口の駐車場に着く。すでに結構車で埋まっている。
登山道を10分ほどで入渓点。単調なゴーロを30分ほど歩くと、ちらほらとナメが出始める。
谷は浅く、陽が入って樹林が美しいが、沢はとくに面白くもない。ノンビリ歩くのにはちょうど良いのだが、そうもいかない事情が出てきた。
というのは、白色のヤスデが大量発生、沢岸の岩に無数にうごめいており、うかつに手をつくとつぶしてしまう。虫はとくに苦手ではないが、それでも高さ3メートル、幅5メートルほどのザレた壁一面にびっしりとヤスデがいる場所もあり、さすがに気味悪いこと甚だしい。なぜか右岸側に集中しており、左岸側は数か所いただけだったので、なるべく左岸寄りに遡行する。こんな大量発生に出くわすのはめったにないことだろう。珍しい物を見たとあきらめることにする。
水干沢を左に分けると、ナメが少し続くようになる。全体にヌメリが多く、滑りやすかった。このあたりからはヤスデが見られなくなったので、ほっとしたのだが…。

IMG_0166.JPG

ほどなく登山道が横切り、沢から上がってしまおうかとも思ったが、ヤスデもいなくなったので源頭まで詰めることに。ところがやっぱり出てきてしまった。とくに笹が枯れている付近で数が多いような気がする。がまんして遡行すると、笹が茂るようになり、ヤスデの数も減った。最後はうっすらと笹が被ったナメ床に細い水流が続き、景色は悪くない。水が涸れそうになり、沢が東に向いた地点で左手の笹の斜面を上がると、5分ほどで登山道に出た。そこから30分ほどで笠取山。頂上から笠取小屋にかけては眺望がよく、気分がいい。

IMG_0168.JPG

下りはゆっくりのペースでも1時間半ほど。帰りは往路とは逆に奥多摩方面に向かい、小菅の湯に立ち寄った。

黒槐沢は滝らしい滝はなく、ナメもわざわざ見に行くほどでもないが、笠取山へのちょっとしたバリエーションという位置づけか、または、ほとんど濡れずに遡行できるので晩秋、紅葉の頃に沢ハイクと割り切って登るのが良いと思った。もちろん、ヤスデがいないという条件付きだが。
タグ:沢登り
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