SSブログ

沢靴フェルトソールの張り替え [沢登り]

DSC_0258.JPG
沢用の靴は現在フェルト2足、ラバー1足を使用しており、いまのフェルト靴はいずれもソールを1回ずつ、自分で張り替えている。それなりに労力と時間が必要で、手間賃に換算すれば登山用品店に頼んで代金を払った方がむしろ安くつくなとは思いつつ、悪天で山に行けない週末などに次の山行に思いめぐらせながら作業するのも悪くはない。自分用のメモも兼ねつつ、手順を書いてみる。

フェルト底は登山用品店で30センチ四方くらいの板状のものを2000円程度で購入。1枚でソール3枚(1.5足分)取れる。釣り具店などで足裏型に切ってあるものも使える。道具は、パイプレンチ、アイロン、軍手、L型(通常より大きい)カッターナイフ、粗目の紙やすり、G17ボンド(50mlを2本)、(あれば)ルーター。

まず、つま先部分のフェルトを爪かカッターで5ミリ程度(端をパイプレンチで挟めるくらい)めくる。やけど防止に軍手をはめ、フェルトと靴底のすき間にアイロンのエッジを10~20秒ほど当てて加熱、ボンドが柔らかくなったらパイプレンチでフェルトをつかんでかかと方向に引っ張り、はがす(右端、真ん中、左端といった具合に3か所くらい引っ張ると、1回で5ミリ~1センチくらいはがれる)。かなり力が要るが、この作業を根気よく繰り返し、フェルトを完全に剥離させる(ある程度はがしたら、垂れ下がったフェルトを足で踏んで靴を引っ張れば楽にはがせるが、靴底のフォームまではがしてしまうおそれがあるかもしれない)。
靴底に接着剤とフェルトが薄く残るので、ルーターに金属製のやすりを取り付け、研磨して取り除き、紙やすりで仕上げる。(紙やすりだけでも可能だが、ルーターがあるとより楽)。
靴を張り替え用のフェルトの板に置き、マジックなどで型を取って、カッターで切りぬく。これも結構大変だが、刃を板と垂直にあて、上下させながら押して切るようにすると比較的楽に感じる。
ボンドは片足に1本を使い切る。
フェルトの接着面にボンドをまんべんなく塗り、10~20分程度乾燥させる。(フェルトがボンドを吸わなくするため)。だいだい乾いたら再度フェルトと靴底の両方にボンドを塗り、張り合わせる。紐で巻いてフェルトと靴底を密着させ、1日以上乾燥させる。(今回はひもを巻いたうえで、かかとの下に3~4センチほどの板を置き、靴を少し反らせた状態でつま先と靴の真ん中付近に重しをして2日ほど放置した)。
紐をほどき、靴底からはみ出ているフェルトをカッターで取り除けば完成。

2足持っているのは交互に張り替えるためだが、シーズンオフに作業すれば1足でいいのかも。ただ、最近は12月でも普通に沢に入るし、房総など場所を選べば1・2月でも入渓可能なので、やはり2足は必要かなあ。

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。